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チーム勝敗表

試合日 : 1試合目
2011年07月30日(土)
大会名
練習試合
会場
西宮中央体育館グラウンド
勝敗
勝利
1234567投手-捕手
ナースマン00000022
HYOGO-ACL~兵庫医大整形外科学教室野球部~0104409江川-小雲(森山-楠山)
ヒット数:0本
エース大井、キャプテン髙木が欠場となったこの試合まさかの展開が待ち受けていた。

先発のマウンドに上がったのは江川。
そうあの3年前の日整会近畿地区予選でメッタ打ちされ、マウンドに立ちつくしならぬ「仁王立ち」を見せたあの男だ。
あの日以来約1000日間、ACLでは投手としては完全に封印ならぬ干されていた男がマウンドに上がった。

そもそもこの登板には本来登板予定の羅本の肩痛による回避、小雲のアップ不足等の要因があったのだが、それでも江川は淡々と投球練習を行い、先発のマウンドに上った。

レギュラーバッテリーや野球部出身者数名を欠き、しかも相手は元プロ野球選手らを擁する強豪チームである。
ACLとしては「負けても良い戦い」になるが、江川にとってはそうではなかった。
ここで強敵を抑える事で最近ではグラウンドを確保する事でしか見いだせなかった自らの存在意義を高める登板でもあった。

その登板で江川は3年前とは違う「仁王立ち」を見せた。
先頭打者は空振りの三振、続くバッターにエラーで出塁され三進された後、次のバッターをレフトフライに打ち取り、タッチアップしたランナーもレフトの好返球で補殺となり、初回を無失点で抑えたのだ。

その後、二回からはアップの出来た小雲と交代し、その小雲も直球と良い感じに力の抜けたスライダーで相手打線を抑えて行く。

結果的に6回まで無失点と素晴らしい投球を見せた。

打線の方は前回、「体調不良」と言う名目のドタキャンで江川をキレさせた楠山が三安打、久々出場の小雲も二安打と要所要所で好打が出て効果的に得点を重ねた。

最終回こそエラー絡みで2点を失ったものの終わってみれば9-2の圧勝であった。


追伸
助っ人に来ていただいた皆様ありがとうございました。