北海道 軟式野球チーム Beginners
工夫
主将 13/09/24(火)20:21
今日のテーマは【工夫】
スポニチの記事を紹介します。
DeNA3−2中日 (9月16日 ナゴヤD)
瞬時の賭けだった。
1点を追う7回無死満塁。DeNAの金城は浅尾のフォークを2球連続で空振りした。ここで打席内での立ち位置を変更した。投手寄りに40センチも前に出た。
「2球打ちにいって、フォークの軌道が(イメージ)できていた。ただ凄い切れでこのままでは難しい。前に出て当てることだけ考えた」。
3球目。狙い通りにフォークがきた。外角低めに落ちる寸前を捉えた。
打球は浅尾のグラブをはじき、右翼を転がる間に2者が生還。「間合いがうまくはまった」と振り返った。
立ち位置を40センチも前にすれば、投手との距離感も近くなる。浅尾が決め球に直球を選択すれば、さらに速く感じ、空振りする可能性が高い。
金城も「(捕手の)谷繁さんが(フォーク以外の球種を)考えるかなと思った。でも全部の球種がレベルの高い投手だから」という。
リスクを覚悟した上で、2球連続で空振りしたフォーク一本に絞った。
浅尾には通算21打数9安打、打率・429。相性がいい理由は卓越したミート力だけではない。ベテランの創意工夫が生んだ逆転打だった。
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高校野球では、何の工夫もなしに、3球連続同じ球を空振りして帰ってくる打者はたくさんいます。
頭使えよ!
と言いたくなります。
プロでそんなことをしていたらメシは食えません。
打てないなら考える。
どうやったらいいか工夫する。
ときには、金城選手のように賭けに出ることも必要です。
ストレートが来たらごめんなさい。
でも、フォークが来たら「待ってました」で結果を出す。
もしかしたら、谷繁捕手は気づいていなかったかもしれません。
捕手は相手の打者が何か変わったかを観察するJKが大事ですね。
こういうかけひきも野球のだいご味なのです。
ただ打って、投げて、守るだけが野球ではありません。
どうやったらうまくいくか。技術以外のところで工夫する。それが大事なのです。
立ち位置、狙い球、バットの持ち方、構え・・・いくらでも工夫できることはあります。
頭を使って、結果の出せる選手を目指して下さい!
<気づき力を上げ、工夫をすれば結果は変わる>
かけひきの楽しめる、工夫のできる選手になっていきましょう!