北海道 軟式野球チーム Beginners
ベンチからの声。
主将 13/10/10(木)17:57
今日のテーマは【ベンチからの声】
なでしこジャパンの澤穂希選手の『負けない自分になるための32のリーダーの習慣』より紹介します。
「ピッチ上でプレーしていると、試合に集中しすぎるあまり、特に悪い時間帯のときに周りの状況が見えなくなることがあるものです。
だから私も、相手に狙われそうな危険なエリアなどを声を出して伝えるようにしていました。
もちろん、基本的には監督の仕事なのですが、チームメイトの声で気づくこともあるんです。
やっぱりサッカーは、ベンチも含めたチーム全員でやっているものですからね。
試合に出ているのが若い選手ばかりでうまくいかなくなると、流れをなかなか変えられなくなります。
そういうときこそ、ベンチからのひとことで救われて本来の力を出せることもあります。
また、途中交代でベンチに戻ってきた選手に対しては、何でもいいから、ひと声かけるようにしました。
「なんで自分が交代なんだ?」
「自分の調子が悪かったかな?」
と悔しい思いをするする選手もいます。
特に、なかなか試合に出られなくて、せっかくもらったチャンスで途中交代しなければならないときは、そういう思いが頭をよぎったりしがちなんですよね。
だから、「お疲れ!」とドリンクを出したり、「ナイス!」と一声をかけたり、肩をポンと叩いたりすることで、救われることもあると思うんです。
別に特別な言葉じゃなくて、ひとことでいいんですよね。気持ちが伝わればいいし、いいところはちゃんと褒めます」
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ベンチの雰囲気がいいチームは強いですが、こういうことを心がけているかどうかなんですよね。
エラーして交代させられてフテっている選手を放置していれば、ベンチのムードは悪くなります。
流れはますます悪くなります。
逆転できるものもできなくなります。
そういうときは、簡単なミスをしてしまいがち。
普段なら気づくことも気づけず、あっさりとスクイズを決められたりします。
緊迫したときは決まらないスクイズも、相手が気落ちしているときはめちゃくちゃ簡単に決まる。
それは相手のムードが悪く、神経が研ぎ澄まされていないからです。
そうならないために、ベンチの出番です。
ポジショニングでも相手の作戦でも、気づいたことは、声を出して教えてあげる。
ミスをした選手にテンションが下がらないように声をかけてあげる。
そういうチームプレーができるかできないかが、いいチームとダメなチーム、勝てるチームと勝てないチームの差になってくると思います。
ベンチの働きこそがチームを決める。
ベンチリーダー
声出しリーダー
などを作っているチームもあります。
ぜひ、ベンチからの声、ちょっとした気遣いができるチームを目指してください!