北海道 軟式野球チーム Beginners
掃除
主将 13/10/14(月)17:44
今日のテーマは【そうじ】
大相撲元横綱の貴乃花親方のコトバを紹介します。
貴乃花さんは常々「そうじには、稽古以上に大事なことがある」と言っています。それはなぜなのか?
「新弟子時代にトイレのそうじをしていたとき、ふと気がついたことがあるんです。
床を拭いたり、便器を磨いたりというそうじの動作は、きちんとやれば稽古と同じ効果があるんじゃないかと。
それから、汚い所をそうじするという行為は、心も洗われるというか、精神が浄化されるんですよ。
そこに気がついてからは、自分はそれまで以上にトイレやそうじに力を入れました。今でもしています。
そうじがしっかりできるようになると、不思議と相撲も上達するんです。
自分自身もそうだったし、私の弟子たちを見ていても、そうじがしっかりできる子ほど相撲が上達していきます。
これはもう、そうじの神様がいるとしか私には思えないんです」
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トイレそうじは誰もが嫌がる仕事です。
自分の家ならまだしも、誰が使うかわからない場所のトイレはみんな嫌だと思います。
だからこそ、気がつくことがたくさんある。
いつもどこが汚れるのか。どういう使い方をするとそうやって汚れるのか。
こうすれば汚さずに使ってもらえるとか、工夫をするようにもなります。
面倒くさいことを続けることで、心も鍛えられます。人間力が上がるので、ピンチでも動揺しなくなったり、緊張しなくなったりします。
大変で、みんなが嫌がるからことだからこそ、得られるものもたくさんあるのです。
西武の菊池雄星投手は高校時代、毎日トイレそうじをしていました。
エースが一番嫌な仕事をすることで、超高校級だった雄星でも、周りの選手との距離ができることはありませんでした。
ヤクルトの赤川投手も宮崎商時代、トイレそうじをしていました。
もちろん、トイレでなくても構いません。
興南や前橋育英がやっているように、散歩をしながらゴミ拾いをするのでもいいです。
ごみを拾うことで、いろんなことに気づくようになる。気づける人になるんですから、工夫もできるようになるし、頭も使うようになる。野球がうまくなるのは当たり前です。
興南の我喜屋監督はいつもこう言っています。
「ごみを拾えるようになれば、バントができるようになる」
本当です。
やってみてください。やるというのは何か月も継続してやるということです。
数週間、1、2か月では何も変わりません。どんなときも続けてこそ、自分の力になります。
たった1つのごみ拾いでも構いません。コツコツと積み重ねることが大事なのです。
やっていない人はぜひ、今日からやってみてください! 人生が変わります!