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5 12/09/13(木)20:44
阪神の金本知憲（ともあき）外野手（４４）が１２日、兵庫県西宮市内のホテルで今季限りでの引退を発表した。１４９２試合連続フルイニング出場の世界記録を持つ「鉄人」は２１年目のプロ野球生活に自らピリオドを打った。今後については未定という。 会見で金本は「２日前の夜に（引退を）決めた。肩を痛めたこの３年間は惨めで格好も悪くて、自分で言うのも何なんだけどかわいそうと思っていた」と話した。当初は気丈に振る舞ったが、家族に話が及ぶと目を真っ赤にし、大粒の涙を流した。 １９９２年に広島入り。２００３年にフリーエージェント（ＦＡ）で阪神に移籍し、０６年に９０４試合フルイニング出場の世界記録を達成した。１０年のオープン戦前の守備練習中に右肩を痛めて同年４月１８日の横浜戦でフルイニング出場記録は止まった。１７６６試合まで伸びていた連続試合出場も１１年４月１５日の中日戦で途切れた。今季は先発出場の機会も減り、金本自身「若手に切り替わっていく中で肩身の狭い思いをしていた」と話した。 金本 知憲（かねもと・ともあき） 広島・広陵高から東北福祉大を経て９２年にドラフト４位で広島に入団。０３年にＦＡで阪神に移籍し、２度のリーグ優勝に貢献。０５年のリーグ制覇時には打率３割２分７厘、４０本塁打、１２５打点で最優秀選手（ＭＶＰ）に輝いた。ベストナインには７度選出。１８０センチ、８８キロ。右投げ左打ち。広島県出身。４４歳。